- 2018.08.09
- プランナー日記
指輪の交換 ~永遠の約束のしるし~
教会式や神前式、人前式などのスタイルに関わらず、結婚指輪を交換するのは結婚式の中では当たり前。でも、結婚指輪はなぜ交換するかご存知でしょうか?
本日は、知っているようで意外と知らない、結婚指輪の歴史や意味について、ご紹介します。
指輪を交換するのはなぜ?
結婚式で結婚指輪を交換する、それはお互いに指輪を交換することで、「永遠の愛を誓い合う」という意味が込められています。左手の薬指にはめるのは、左薬指の血管は心臓に直結していると信じられていたため。お互いの左薬指に結婚指輪をはめることは、ふたりが永遠に結ばれることを意味しているのです。また、左手の薬指に指輪をはめると、愛や絆が深まるともいわれています。
結婚指輪を日常的に身に着けることで、自分が結婚している実感が湧き、日々の励みにするという人や、他人からの信頼を得られるという人もいます。さらに、結婚指輪は愛する人を身近に感じ、力をもらえる存在と言ってもいいでしょう。
アクセサリーの中でも“指輪”であることの理由
結婚の際に用意するジュエリーが指輪なのは、その形状にあります。丸は太陽と月という「永遠」のシンボルの象徴です。切れ目のない丸い指輪の形も、途切れることのない「永遠」を表すと考えられています。永遠という言葉にちなんだ2つの理由により、永遠の愛を誓う結婚の際に贈られるものとなったのです。
指輪の交換の歴史
婚約の印として男性から女性へ指輪を贈る習慣は、古代ローマ時代からと言われていますが、結婚の際に男女で指輪を贈り合う習慣はもっと遅く、9〜11世紀頃のことと考えられています。指輪は夫婦の結び付きを意味する大切なものとして、古くより行われた贈り合う風習が今にも引き継がれています。
知っていれば安心!結婚指輪の交換の流れ
聖ペトロ教会での指輪交換は、ステンドグラスの光彩に包まれ、パイプオルガンの音色や聖歌隊の歌声・管弦楽の生演奏の中で、ロマンティックな空気の中行われます。
1.合図で新郎新婦は向き合い誓いのキスを交わす
牧師の合図で、新婦はグローブを外しブーケと共にプランナーに渡します。新郎も同じように手袋をプランナーに渡し手元を自由にしておきます。牧
師の合図で向き合い、新郎の手によってベールを上げお互いの間にある壁を取り払います。そして、誓いのキスを交わします。
2.新郎が先に結婚指輪を受け取り、新婦の指にはめる
プランナーによって、リングピローの上に置かれている結婚指輪がふたりの元に運ばれて来たら、まずは新婦の指輪を新郎が先に受け取ります。 新婦の左手を優しく取って、薬指にはめましょう。指の途中で指輪が止まってしまったときや違和感がある時には、無理をせずそのまま新婦の順番へと移ります。人前式の場合は、お子様ゲストに指輪を持ってきてもらうお役目をお願いされると和やかな雰囲気になります。
3.新婦が結婚指輪を受け取り、新郎の指にはめる
新郎と同じ要領で、新婦は受け取った指輪を新郎の左手薬指に結婚指輪をはめます。途中でつっかえてしまっても決して焦らず、落ち着いて行うように心掛けましょう。
4.牧師の前に向き直る
互いの指に結婚指輪が通ったら、ゆっくりと前に向き直ります。指輪に違和感が残っている場合は、この時にご自分で指輪の位置を調整してください。このとき、お互いに見つめ合ったり、微笑みあったりするとロマンチックで優雅な雰囲気が演出されます。
5.指輪の披露
指輪交換だけでなく、人前式などには指輪を披露する事もあります。大切な方に見守って頂き、より感動が深まります。
指輪交換の儀式は、挙式の中でも時間に表せばたったの数分間のできごと。しかしこの短い時間の中には、お互いの愛を贈り合う大切な意味が込められています。1つ1つの動作をかみしめながら、一生心に残る瞬間だからこそ、シチュエーションにこだわってお互いの大切な約束を交わしてくださいね。
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